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2007.03.15

北陸電力「臨界」事故

原発制御棒はずれ一時臨界に

一般社会では「臨界」という言葉が正しく理解されていないような気がする。

臨界とは、核分裂によって生じる2~3個の中性子のうち、ちょうどぴったり1個が次の核分裂を起こすことで、一定量の反応が持続する状態をさす。稼動中の原子炉は常に臨界状態である。

その「ぴったり1個=反応度1」が、1を上回ってしまうと超過臨界となり、反応量が加速度的に増加してしまう。

チェルノブイリやJCOは超過臨界による事故で、そういう場合、反応が暴走しはじめてから爆発するまで秒単位の時間でしかない。

で、志賀原発では制御棒が思いがけず抜けてしまい起こすつもりの無い核分裂反応が起こった・・・・のだから大トラブルには違いない。

違いないのだが、15分間も制御できずに放っておいて反応度は「ぴったり1」を超えなかった。

それがいわゆる軽水炉の固有安全性というもので、自律的に超過臨界にならないようなファクターがいくつも作用しているから、ということになるだろう。

爆発しなかったから全て良しとはいえないが、そういうイレギュラーな事態であっても最低限爆発はしないという設計になっている点は認めてやってほしい気がする。

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コメント

言われてみるとすごくふしぎですね.なんでそんな安定性が成立するんでしょう.反応速度が大きくなると反応度が下がるような仕組みが作り込まれてるんですかね.

投稿: SH | 2007.03.16 08:35

やはり水は偉大ですわな。水の惑星地球に感謝。
原子炉を間違って動かしてしまい15分後に止めた。
結末を見ればこういうことですがえらい騒ぎになった。

投稿: おじゃま虫 | 2007.03.18 13:24

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